コロナウイルス: マリーヌ・ルペンはワクチン接種を受けるかどうかはフランス国民に任せる

コロナウイルス: マリーヌ・ルペンはワクチン接種を受けるかどうかはフランス国民に任せる

 

 

国民連合の指導者マリーヌ・ルペンは11月15日、コロナウイルス対策のための強制ワクチン接種については、フランス人に各自の選択を任せたいとして反対を表明した。


コロナウイルスワクチンが間もなく市場に出回るなら、「同胞の皆さんに、あなたたちは自由市民なのですと言うでしょう」と、15日にマリーヌ・ルペンはBFMTVで語った。この国民連合の総裁は、コロナウイルスワクチンの強制接種を望まない。彼女は、「ワクチン接種を受けたいか受けたくないのかを決めるのは、私たち各自の意思次第だからだと言った。


強制ワクチン接種に関する共有された方針

フランスではワクチン強制接種の問題が議論となっており、彼女は「自分としてはワクチン接種を受けるでしょう、けれど誰にもワクチンを接種しろとは強制しません、私たちは全く自由なので」と強調した。この方針を支持する人々、例えば上院議長のジェラール・ラルシェ(共和党)は、「ワクチン接種を受ける時、それはあなたのためだけではなく、1つの連帯の輪の形なのです」と15日にグラン・ジュリ(RTL-Le Figaro)で強調した。「必要なのであれば強制接種に賛成です」との表現で、この点について「国会での採択」を呼びかけた。

 

ヨーロッパエコロジー=緑の党の全国書記、ジュリアン・バユは、France 3で質問を受け、自分としては、強制されるようなものが「解決策とは限らないんですよ」と強調した。「それを強制すると、ワクチン接種を受けたくなくなってしまう。自分はそれを医療機関の推奨に任せるだろう」と言っている。


「自宅隔離になるのは他の政策が失敗した時」

週の初めにアメリカのラボのファイザー製薬とドイツのビオンテックが、自社のCovid-19ワクチンが「90%に有効」であるとして希望を持たせたが、まだその認可の段階ではない。その一方で流行の現状は第二波の最中でしっかりとした良い徴候を与えておらず、マリーヌ・ルペンは「フランス人は家族でクリスマスを祝ってもらいます」、「今日から個人店舗を」再開すると言っていた。同様に彼女は、礼拝所も再開しましょうと論じていた。


その一方で、この国民連合の総裁が、ウイルスの拡散を抑制するために中学、高校を閉鎖させていることを明らかにした。それに伴いマリーヌ・ルペンは、「第一波と第二波の間に何も政策が行われなかった」ことに苦言を呈して、政府の政策を強く非難した。自宅隔離は

「エリートたち」と国民との「関係」を「幼児化させている」として非難し、「自宅隔離になるのは他の政策が失敗しているからですよ」と言った。


最後は、コロナウイルス危機において想定されている政府の「操作」を告発している陰謀論的な記録映画『Hold up』について質問を受け、マリーヌ・ルペンはそれを「一切」信じていないと言った。彼女は、これをまがいもない真実だと考えた人々と、それを焼き捨てたいと願う人々との間にある、この映画を取り巻いた「ヒステリー」を皮肉りながら、「しかし、一人一人が自分でこの記録映画を見て評価することができます」と続けた。

(Europe 1 サイト 2020年11月16日)