「徴兵制」の下準備

「徴兵制」の下準備

共和国大統領は1月19日、トゥーロンにおいて、(*選択徴兵制ではない)「包括的な徴兵制(service national universel)」の構想は放棄しないと語った(s'engager)。このため、2018年内に「新たな下準備(chantier)」が始まることとなる。エマヌエル・マクロンは、それが「確実に成し遂げられることになるであろう」と断言している。この措置のインフラ面と基幹要員の配置での重い負担を懸念する軍に対しては、彼は「この措置は、国防省だけではなく関連省庁とともに遂行されるであろう。また特別予算が組まれ、現行の防衛計画法には一切影響するものではない」と明確にした。国民議会の国防委員会は、この件に関する報告書を1月31日に発表する。マクロンは、大統領候補であった頃に、1ヶ月間の包括的な徴兵制の設立を公約していたが、その具体的内容は今もってはっきりしないままである。
(Le Monde紙 2018年1月21日)