2018-01-01から1年間の記事一覧

市民主導の国民投票:「蛍光保安着」の人々に好評な措置に関する6つの疑問

市民主導の国民投票:「蛍光保安着」の人々に好評な措置に関する6つの疑問 この運動が先駆的に要求している、この形態の市民投票は複数の様相を取りうる 「RIC」、蛍光イエローのプラカードに大量に書き込まれたこの小さな黒い三文字が、12月15日にはフランス…

ディーゼル車を乗り回すゴロワーズの革命

ディーゼル車を乗り回すゴロワーズの革命作家で教師でもあるAymeric Patricotにとって、「イエロー・ヴェスト」の怒りは、エマニュエル・マクロンが口にした発言によってけなされたと感じる根元的なフランスの怒りであって、それゆえ2005年のパリ市郊外の暴…

メディアに対する暴力は過去にさかのぼる

クリスチャン・デルポート『メディアに対する暴力は過去にさかのぼる』「蛍光イエロー・ヴェスト」という新しいデモを前に、歴史家のクリスチャン・デルポートがこの運動とメディアによるその対応を分析する。 あなたは「蛍光イエローのヴェスト」運動に対す…

ブザンソン: 捜査員たちは、失踪した日本人学生が「死亡している」と

ブザンソン: 捜査員たちは、失踪した日本人学生が「死亡している」との確信を前提とした対応を始めた2016年末にブザンソンにて行方不明時に21歳だった、日本人学生クロサキ・ナルミを、捜査員は「死亡した」とする。 2016年末に行方不明となった日本人学生 …

マクロンさん、この退役軍人も、この高い声のトーンも、私は知ってま

レイラ・スリマニ「マクロンさん、この退役軍人も、この高い声のトーンも、私は知ってますよ」この作家によれば、ヴェルダンでのある元兵士と大統領やり取り、これは不法滞在者の強制退去について尋ねられたものだが、これはフランスで日常的になっている外…

Netflixっぽいムラカミ

L’Obsセレクション Netflixっぽいムラカミ 騎士団長殺し ムラカミ・アルキ著 仏訳エレーヌ・モリタ 2018年10月18日Belfond出版 23.9ユーロ2巻組 456頁それは一見すると、2巻組のまるで仮綴じ本のようで、その装丁にはニツポンで最も有名な作家の名前が書かれ…

パリに報道の自由センターを

パリに報道の自由センターを「パリ再発見2」による支援の一環による、自由メディアセンターの創設を支持する知識人とアーチストたちによって結成された集団である。 「Le Transfo/自由メディアセンターは、独立メディア、配給者および製作者、出版および教…

ジャック・アタリ 「マクロンが成功するかどうかはこの国の関心事だ」

ジャック・アタリ 「マクロンが成功するかどうかはこの国の関心事だ」 La Fondation Positive Planetの会長であるジャック・アタリにとって、共和国大統領は、次の3つのテーマを中心としてその行動に意味を与え、これを深めなければならない。それはつまり、…

オキナワ県知事選でアベが敗北を喫した

オキナワ県知事選でアベが敗北を喫した アベ・シンゾ首相にとっては屈辱だ。日本の最南端の諸島の知事ポストへのタマキ・デニーの驚くべき当選は、このように認識されている。タマキ氏は58歳、アメリカ軍人と日本人女性との子供で、野党を結集したオール・オ…

うまくいかないニツポンの外交

うまくいかないニツポンの外交 イデオロギー的な制約でもある外交上のある種の反応の鈍さが、ニツポンの首相アベ・シンゾを袋小路に導いた。この袋小路は、国際的な舞台においてニツポンを孤立させ、巧みな方向転換を余儀なくさせた。例えばロシアに対しては…

カリオストロ

カリオストロ老人たちの貧窮、若者の人集め、シベリア開拓者の過重労働、開墾、重機と作業現場の増加、闇市場の発展、矛盾した実像と印象が、 モスクワからバイカル湖を経てアルマ・アタに至る長い経路を戻れば、このモスクワの暗い夜ももちろん混じり合い、…

日本の皇太子がフランス旅行をリヨンから始める理由

日本の皇太子がフランス旅行をリヨンから始める理由ナルイトは皇太子としての最後の旅行先にフランスを選択した。そしてその最初の訪問地はリヨンである。この街と日出ずる国とを結びつける150年以上にわたる歴史。 フランスが、皇太子の最後の海外旅行とな…

ニコラ・ユロ:「私を批判する人々がいますが、私は行動しています」

ニコラ・ユロ:「わたしを批判する人々がいますが、私は行動しています」インタヴュー: 農業見本市が始まり、エコロジカルな移行について農家を安心させたいニコラ・ユロは、自分は有機無農薬農業を発展させたいと考えており、南米南部共同市場との自由貿易協…

「モンサント・ペーパー」、ラウンドアップについての議論の根拠となるもの

「モンサント・ペーパー」、ラウンドアップについての議論の根拠となるもの除草剤グリフォサートに、発癌性はあるのかないのか。2017年春に訴訟の一環として得られた、モンサント社が出した数百の内部文書(書簡、ファックス、内部レポート、当局、科学誌の編…

翁長雄志

翁長雄志日本の政治家8月8日の沖縄県知事 翁長雄志の67歳での死去に伴って、沖縄県は、アメリカ軍の現前に対する1人の断固とした反対者、そして地域の価値と豊かな文化の精力的な擁護者を失った。4月に膵臓癌の手術を受け、見た目にも衰弱した翁長氏は、5月…

マドンナがなぜポルトガルで生活することを選択したのか説明する

マドンナがなぜポルトガルで生活することを選択したのか説明する マドンナが家族ぐるみで転居する決意を固めたとき、それがポルトガルに決まるまではどちらかといえばイタリアやスペインがその対象であった。この決断にはとても大切な理由があった。12歳の息…

カレが私に誠実さと裏切りについて考えさせました

彼らの人生を変えた1冊 特集 「カレが私に誠実さと裏切りについて考えさせました」 ÉDOUARD PHILIPPE, 首相、『Des hommes qui lisent』(JC Lattès出版)の著者 「ある瞬間が生み出されるや、私たちがそれを体験するには豊かすぎる瞬間というものがある」とジ…

Vie et Destinは完璧な小説である

彼らの人生を変えた一冊 特集Vie et Destinは完璧な小説である Leïla Slimani, 2016年ゴンクール賞受賞作家 10年か15年前、私はある書店でとてもどっしりとした本を見かけました。それはVassili Grossmanの『Vie et Destin』でした。長い間私はロシア文学の…

Nous sommes en vacances d'été.

Bonnes Vacances !

未曾有の激しい雨がニツポンの西部で猛威をふるう

未曾有の激しい雨がニツポンの西部で猛威をふるう 避難勧告が届いた時にはすでに遅すぎた。水位があまりに早く家屋の2階にまで及んだため、西日本の多くの集落の住民たちは屋根の上に避難する以外に選択肢がなかった。SNSにメッセージを送信し、通り過ぎる消…

バニュルス地域と自分のブドウ園から出て行ってくれと言われた二人の日本人

バニュルス地域と自分のブドウ園から出て行ってくれと言われた二人の日本人 行政法は、理性の知らない理由を持っている。Banyulus-sur-Merで暮らすある日本人のぶどう園経営者のカップルが、この4月に県より、フランス国内から退去せよとの通知を受けた。シ…

民主主義は脅かされているが、持ちこたえている

「民主主義は脅かされているが、持ちこたえている」 16年前、フランシス・フクヤマは『歴史の終わり』、つまりは自由民主主義と市場経済の勝利について公表している。今日では、彼はこの分析に熱心に様々な意味合いをもたせている。 自由民主主義は、歴史の…

日本では、地震が起こるとデマが『外国人』の恐怖を煽る

日本では、地震が起こるとデマが『外国人』の恐怖を煽る 6月18日から、誤った情報がSNS上を飛び交っている... いわば大地が揺れて良識も揺らいだのだ。18日に大坂地域を揺るがせたマグニチュード5,3の地震は、4人の死者を出したが、その後地方当局は、SNS上…

この首脳会談で忘れられた人権

この首脳会談で忘れられた人権トランプは、1年前には自分が「暴力的だ」としていたこの体制を問題にすることをやめた 6月12日に共同文書に署名し、それとともにこの二人の男はいくつかの発言をした。北朝鮮の指導者キム・ジョンウンは、「私たちは、とても特…

ハイエクもしくはネオリベラルのボルシェビスム

ハイエクもしくはネオリベラルのボルシェビスム「ネオリベラリズム」この言葉は非常によく使われたため、国民の見解としては「市場の思考」というものを半ば学術的に呼んでいると連想させるにすぎなかった。支配的となったあらゆるイデオロギーと同様に、ネ…

オンフレ:「フランスは1992年に死んだ」

オンフレ:「フランスは1992年に死んだ」 L'EXPRESS誌 - エマヌエル・マクロンの統治の始まりを書き綴ったあなたの新著は、彼が政権についたまさに1周年記念日の時点での、政治的な服喪期間の1つの形態を自分なりに表しているのでしょうか。私たちを操ってい…

パトリック・ヴェイユ「宗教的中立、それは何よりも信仰の自由である」

パトリック・ヴェイユ「宗教的中立、それは何よりも信仰の自由である」この歴史学者は、1905年の政教分離法の核心である一人一人の信仰の自由が、再び今日において、信仰の急進化に対する闘いの最良の手段である、と考えている。 この数週間で、信仰と宗教的…

エリゼ宮で食べるバゲットを選ぶため、79本食べてきました

エリゼ宮で食べるバゲットを選ぶため、79本食べてきました 「お、200本のバゲット、とっとと行こう」とGuillajme Gomezが言い切る。このエリゼ宮のシェフは、私たちが危ぶんでいることに気づく。「そう、今日1日が終わる頃にはあなた方は少し膨れていますよ…

ニツポンで#metoo運動が拡大している

ニツポンで#metoo運動が拡大しているハラスメントや強姦についてはタブーだったにも関わらず、複数のスキャンダルが白日のもとに炸裂した #metoo運動がニツポンを悩ませ始めている。世界経済フォーラムにおいて、男女平等の分野で第114位とされた国では、4月…

シラスウナギの密売人たちを一網打尽

シラスウナギの密売人たちを一網打尽何にもまして、シラスウナギの闇取引を維持しているのはアジアの需要なのである。 企画記事 この取り締まりには5ヶ月間の捜査、何十時間もの事情聴取、運搬手段の追跡、尾行、100名以上の憲兵と官僚が必要となり、行われ…