ブザンソン: 捜査員たちは、失踪した日本人学生が「死亡している」と

ブザンソン: 捜査員たちは、失踪した日本人学生が「死亡している」との確信を前提とした対応を始めた

2016年末にブザンソンにて行方不明時に21歳だった、日本人学生クロサキ・ナルミを、捜査員は「死亡した」とする。


2016年末に行方不明となった日本人学生 クロサキ・ナルミ21歳が、生きて発見されるという希望はほとんどない。現段階で遺体が発見されていないとしても、捜査員たちは彼女が死亡したと確信した。捜査員たちは、当時この学生と交際があった第1容疑者が居住するチリに、外国からの要請による共助依頼を呼びかけようとしているからだ。

11月17日にブザンソンにて行われた記者会見にて、エティエンヌ・マントー検察官は「残念ながら現状では、この若い女性は死亡している(...)遺体を発見するために他にできることは思い浮かばない」との確信に至ったと述べた。いずれにせよ居室に血痕は発見されておらず、この検察官によれば「窒息死」が想定されている。「計画的な殺人であるとする説が考慮される」と彼はつけ加えた。


第1容疑者は元交際者
参考として、この21歳の学生は、ブザンソンのシテ・ユニベルシテールの一室に居住しており、2016年12月4日夜から5日にかけて行方不明となった。大規模な捜査が行われたにも関わらず、一連の事件から2年が経過しても、その遺体は発見されていない。当初から捜査員たちは、この女性と以前交際しており、彼女の失踪の直後に帰国したチリ人がこの犯罪の当事者であるとの容疑をかけていた。

この若い男性に対する国際逮捕状が出されたが、「チリ政府によってそれが実行されなかったんです」とこの検察官は悔しがる。これでここ数週間以内に、本件を担当する予審判事がこの容疑者に現地で尋問するための国際共助依頼が発送されることになる。
(20 Minutes誌サイト 2018年11月20日)