2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴィルパン : 「私たちが戦争状態にあると信じ込ませことは罠だ」

このジャック・シラク政権の前首相にとって、マニュエル・ヴァルス、社会党、および野党によって流布された今回の戦意高揚のための演説は間違っている。 それは協調を乱す声である。しかし歓迎だ。15日にRTL/Le Figaro/LCIの番組Grand Juryに招かれ、ドミニ…

対決ー ドミニク・ド・ヴィルパン(前外相62歳) 対 マニェル・ヴァルス(現首相53歳)

(原文では、紙面を2列に分け、左をヴィルパン、右にヴァルスとして、対応する論点を左右に並列し比較している。)ヴィルパンー 「敵の思うツボにはまらないこと」 「私たちが戦争状態にあると信じ込ませることは罠です。」西側諸国のイラク介入に対して、国連…

襲撃後、安全保障にはいかなる対価も払うべきか?

国家を喪に服させ、トラウマを与えた恐ろしい襲撃から3日がたち、共和国大統領は、テロリスト聖戦主義がフランスに与える恐怖に対抗しうるものとならなければならない。11月16日にヴェルサイユにて行われた両院議会にて、明らかに彼はそうなっていた。今回の…

フランソワ・オランドが憲法改定を発表する

大統領は、全権委任と戒厳令に関する条文の改定を希望しており、そのうえ緊急事態法の3ヶ月間の延長を発表した。 襲撃から3日がたち、フランソワ・オランドは、ベルサイユで行われた両院会議において、議員たちが見守る中で1分間の黙祷を行った後、議会に向…

インタヴュー マーク・サジュマン「彼らは狂っても、精神病者でもなく、彼らはイデオロギー化されているのです」

テロリスト心理学の専門家であるかつてのCIA職員が、13日のパリ襲撃の特殊性を解明する。彼によれば、ジハディスト、それは自らをある想像上の共同体を守る戦士とみなしているのだが、これに対抗する闘いの鍵は、改悛しシリアから戻ってきた人たちの情報機関…

社説 パリ多発襲撃事件: 恐怖と冷静

フランスは戦争状態にある。全体主義的で、無差別で、恐ろしく殺人的なテロリズムに対する戦争である。私たちはそれを、本年1月のパリにおけるシャルリー・エブドとリュパーキャシェーに対する襲撃事件から分かっていた。1月11日のフランス国民の臨時動員に…

社説 幸福を殺すこと

彼らの目的はただ一つ、自由を圧殺することだ。殺人者の照準の中には400人ほどの人間、死者や負傷者が映っていたが、彼らに対して私たちは、魂そのものから悲嘆にくれる。しかし、また理念もある。自由という理念である。「悪行と堕落の首都」、「偶像崇拝」…

国防会議をうけた声明

フランス国 大統領府 2015年11月14日親愛なる国家の同胞の皆様昨日パリおよびサン・ドゥニ フランススタジアム近辺にて行われたことは、戦争行為(un acte de guerre)であって、戦争に直面し国家は適切な決断をしなければなりません。テロリスト集団(armée te…

国境での検査の再開

オランドは、13日夜のパリにおけるテロ事件をうけて、国家の緊急事態を宣言し、国境における検査業務の再開を発表した。フランソワ・オランドは、13日夜に行われた大統領演説のなかで、今回の非常事態宣言とあわせ、「フランス国の国境閉鎖」を発表した。大…

電離放射線への業務被曝における癌のリスク: フランス・イギリス・アメリカ合衆国における後ろ向きコホート研究 (INWORKS)

(要約: abstract)研究にあたっての設問 低線量の電離放射線被曝は固形癌のリスク増加と関連しているのであろうか。 方法 このコホート研究では、フランス、イギリス、アメリカ合衆国において、電離放射線への外部被曝に関する詳細なモニターデータを有する30…

公開討論: 破壊欲動の新たなる諸形態

パリ-ソルボンヌ大学精神分析学助教授 Hélène L'Heuillet アルカイダから始まりダーイッシュにかけて、ある状況が認められるようになりました。それは、誰もがもっている破壊への欲動が新たな形を取りつつ、テロリズムもジハディズムもすっかり変わってしま…