イトー・シオリ、ニッポンを揺り動かす強姦(viol)事件

イトー・シオリ、ニッポンを揺り動かす強姦(viol)事件


政権に近い人物に暴行され、ある女性ジャーナリストが事実関係を公表し、ある社会的なタブーを告発するために闘っている。


東京発
セクシャルハラスメントに対するソーシャル・メディア上の世界的な運動 #metoo (私もそうでした) は、ニッポンでは「お前もそうじゃなかったよな?」になったのか。ニッポンで噂になっている「シオリ事件」に照らせば、そう信じられるのである。ロイター支局で仕事をしていた若いジャーナリスト、イトー・シオリは、5月の終わりに、首相アベ・シンゾの伝記作者から2年前に薬物を投与され強姦された(droguée, puis violée)として、正式に告訴した。

この若い女性は、とても有名な極右のジャーナリスト(journaliste d'extrême droite)、ヤマグシ・ノリユキとの「仕事上の会食」で夕食を取っている最中に、突然意識を失う。数時間後に彼女が目を覚ますと、強姦されている最中だった。この犠牲者が提示する詳細は、その証言に信憑性を与えるものである。(「パンツぐらいお土産にさせてよ」と、この推定加害者は彼女に頼んでいる。)

この逮捕は、直前で中止となった。

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(Le Figaro紙 2017年12月28日)