あなたが知らずに食べているこれらの蟲

あなたが知らずに食べているこれらの蟲


Ansesによれば、私たちは一人当たり年間で平均して500gの蟲を食べている。それはヒトが食べるもののほとんど全てに、顆粒や断片の形で入っている。


インタヴュー
蟲はおそらく私たちの食品の未来である。しかし、それはすでに私たちが消費しているもののなかに入っており、なぜならAnses (Agence nationals de sécurité sanitaire de l'alimentation: 国立食品衛生安全機関)によれば、私たちは知らないうちに、平均で年間約500gの蟲を食べているからである。これらの蟲は、「顆粒や断片の形として、私たちが食べるほとんどすべてのもののに入っている」と、Europe 1の番組Circuits Courtsで、Jimini'sの共同設立者クレモン・シェリエは指摘する。

「これは私たちにとって全く問題となりません。」これからは私たちの食料品の一部となるであろうこのような蟲のなかには、「コチニールカイガラムシがあり、これは食品着色料ですが、小さな断片としてジュースやお菓子、果物のなかにも見つかります...」そして、「それは一切問題にならないのです」なぜならクレモン・シェリエの説明では、「加工にあたって、蟲の断片の最大数を認める規定がきちんとあるからなのです」。

しかし、クレモン・シェリエの目的は、私たちが自発的に蟲を食べることで、それは「Jimini'sの使命は、タンパク質の消費に対して、私たちが環境に与えるインパクトを減らすために、私たちの食料品に蟲のタンパク質を徐々に組み入れることだからです」。

大きな栄養上の意義なのだ。何しろそう、「蟲が消費する資源は、それが水にしろ、栄養物にしろ、飼育スペースにしろ、とても小さいという利点があって」、肉に含まれているような「もしくは野菜のタンパク質」のような「すでに市場に流通しているタンパク源に匹敵するような栄養上の意義」が蟲にはあるのだ。

例えばコオロギは、アペリティフで私たちも食べているかもしれないが、これには50%のタンパク質が含まれている。それは鶏肉に含まれるタンパク質の2倍であるが、これは「ポテトチップや古典的アペリティフのものよりも脂肪分も炭水化物も少ない製品であることにかわりはないのです」。
なるほどそのとおりだが、誰が人々に食虫人間になれと説得できるのだろうか。
(Europe 1 サイト 2018年2月15日)