エリク・ゼムールとミシェル・オンフレが「直接対話による会談」をパリで開催するだろう

エリク・ゼムールとミシェル・オンフレが「直接対話による会談」をパリで開催するだろう


我々の情報によれば、この夕べの討論会は10月4日に開催される。現在までのところこの2人は、2015年にニースで対談した以外はいくつかのテレビスタジオで会見しただけだった。

 

哲学者ミシェル・オンフレと極右の評論家エリク・ゼムール、彼は2022年の大統領選キャンペーンに入ろうかと考えていて、この2人が10月4日20時にパリの会議場、パレ・デ・コングレで共同大討論会の夕べを開くであろう、とル•モンド紙は伝えた。


「この直接対話による2時間半の会談は、今回の大統領選を貫くいくつかの議論を扱うであろう、治安とか移民とか…」とこの二人に近いある人物は明かし、この有料の夕べの会はこれに参加するであろう聴衆4000名を収容可能な会場で行われる。一時はル・グラン・レックス(Le Grand Rex)が想定されたが、最終的に辞退された。


現在までのところ、カーン市民大学創立者だったこの人物と、この評論家は、2015年6月にフランツ=オリヴィエ・ギースベールがプロデュースしたニースでのオペラの舞台で討論した以外は、Cnewsチャンネルのスタジオで会見しただけであった。左翼出身のこの哲学者は、2015年には自分は「シャルリではない」、公然と「ポピュリスト」であるとしていた。


「自分はよく左翼のゼムールだと言われたからね」とミシェル・オンフレは、市民前線のツイッターアカウントにあげられた短い動画で言っており、彼は自らを「メディア至上主義者」なのだとしている。「エリク・ゼムールのなかには少なくとも二人の人物がいる。現状を指摘する人物がいて、我々に提案を与える人物がいる。面白いのは、我々がその現状を認めるのか、我々がその提案に同意するのかを目撃することなんです」とオンフレは言う。


先ごろPresses de la Cité社から『Autodafé:書物を破壊する技術』を刊行したこのニーチェとショーペンハウワーの研究者は、2020年に公然と政治的な雑誌と有料サイトを始めている。つまり「公的なメディア」に反対するムックとテレビ、『Front populaire(市民前線)』である。その寄稿者たちは「黄色いベスト運動」の一員から、経済学者Jacques Sapir、主権論者Philippe de Villiersもしくはフランス不服従の前スポークスマンだが医学教授でもあるDidier Raoultを経て、ケベックのエッセイストでコラムニストMathieu Bock-Côtéにまで広がる。Raoultは「根源的な国家」に関する論文を書いている。そのうえRaoult氏とオンフレ氏は2020年10月にドームとマルセイユで盛大な会議を開くはずだったのだが、この会談はCovidの第2波のために中止を余儀なくされていた。


訂正: 最初の段階で我々が記載した内容に反して、ベジェ市の市長Robert Ménardは国民前線誌には寄稿していません。彼はそこでは、2021年3月5日にインタヴューを受けています。

(Le Mondeサイト 2021年9月10日)